こんにちは、AIソリューション部の中村です。
ようやく時間を逆行することで話題の映画を見に行くことが出来ました。内容は難しかったのですが、伏線がよくできていて面白かったです。
鬼を倒すほうの話題の映画も見ました。映画ばっかり見てますね。
研修目的
今回はAIソリューション部の研修内容について書きます。
全期間を通した研修目的として、その作業をAIに任せることが出来るかどうかを判断し、プロトタイプを実装することで実現可能であると証明することが出来るようになる、というものがあります。
この作業はPoC(Proof of Concept)と呼ばれます。
PoCはなぜ行われるのか、簡単に説明します。
現在AIソリューション部で制作しているAISIA-ADは、製造の現場で起こりうる異常品(ねじの欠けだったり製品の汚れなど)の検査作業をAIで代替しよう、という製品です。
AISIA-ADを買っていただくことを考えた場合に、それぞれの会社によって異常は千差万別(種類/数/大きさなど)です。
PoCを通してそれらの異常を判別することが出来るのかを判断できなければ、実際の現場で使えるのかわからないのでPoCを行うのです。
研修内容
話を研修内容に戻します。基本的には前半に学習、後半は学習に加えてOJT、のような形です。詳しくは以下のようになっています。
- 5月:Webアプリ制作を通してAIを体験する(その時の記事はこちら)
- 6月:画像分類学習
- 7,8月:物体検出学習
- 9,10月:画像生成学習
今年は上記に加えてAIに関するブログを書いたり実案件のお手伝いをしたりしています。
今年は、と書いたのは、来年以降にAIソリューション部の新人研修でやる内容はおそらく変化しているからです。
技術的にも進歩の早い分野なので、固定の技術を学ぶだけでは1年後、数年後に使い物にならなくなっている可能性があります。
言い換えると自主的に学習する力や思考力、論理的な結論の導き方などが求められているとも言えるかもしれません。
よって、基本的な学習内容は決められているのですが、その学習の仕方、スケジュール、使用する教材などはほぼ全て自身で考えている形です。
もちろん、ディレクションしていただいているチュータに確認を取ることはありますが、基本的にはやりたいようにやることが出来ます。
自身で考えるのは大変でもありましたが、とても楽しく進めることが出来ました。
これからは実際の案件に入っていくことになりますが、研修で学んだことを活かしつつ更にスキルアップしていこうと思います。