こんにちは。製品企画室の高久です。埼玉の空は相変わらずの雨模様です。(ブログ作成時点では雨でした。本日は晴れ模様です。)
さて、前回はクラウドの導入編ということで、クラウドの基礎的なお話をしました。今回に記事では応用編として、研修で利用しているMicrosoftのクラウドサービスであるAzure(https://azure.microsoft.com/ja-jp/)について、業務と研修の二つの面で掘り下げていきたいと思います。
SIにおけるAzureの活用
はじめにSI(特に私の所属するチーム)でのAzureの活用を見ていきます。私の所属するチームでは、”AzureDevOps”と呼ばれるサービスを利用しています。
AzureDevOpsでは、主に以下の機能を提供します。
- Borad
プロジェクトで何を作るのかを書いたり、タスク管理やToDoリストなんかも作れたりします。
- Repos
ソースコードの管理に使います。AzureDevOps上のGitHubと考えれば概ねあっています。
- Pipeline
CI/CD:継続的インテグレーション/デリバリーの実現
Pipelineでは、継続的なビルド・テスト・デプロイが可能です。
ざっくりまとめますと、プロジェクトの情報はBoardにて管理し、ソースコードはReposで管理され、成果物はPipelineによってAzure*の事前に作成されたお客さま環境上にデプロイされるわけです。
(*デプロイ先にはAzure以外のクラウドサービスも指定できます)
上記の利用方法によって、SI(特に私の所属するチーム)では、業務とAzureが深く結びついており、欠かせない要素となっているのです。
研修におけるAzureの活用
次に、私が現在着手している研修課題とAzureの活用について見ていきます。研修課題では、Azure環境の自動作成・プロダクトの自動デプロイを可能にするツールをwebアプリケーション形式で開発するというものです。
研修では”AzureSDK”なるものを利用します。AzureSDKでは、プログラムからAzureサービスの管理や操作を可能とするライブラリです。こちらとASP.NET Coreと呼ばれるC#でwebアプリケーションを開発するためのフレームワークを利用して課題の実装を行っております。
最後に
いかがだったでしょうか?
導入編・応用編と2回に渡ってお送りしたクラウド講座ブログでした。応用編といいながらもいつも通りのだらだらとした文章になってしまったことには目をつぶっていただきたいです。
せっかくですので、少し研修の様子や感想を語りたいと思います。本研修では、開発の一連の流れを経験するという名目の下、企画・設計・実装の流れを踏んでの開発を行っています。研修としては十分すぎる経験が踏めると感じている一方で、自分の設計が甘いがために実装に悩むことも多々あります。しかしそこはSI、社内には技術力のある社員さんが多く在席しているので、困ったときにはいつでも聞ける相手がいます。困ったら助けてもらえる環境はとてもありがたいです。
今後、研修を進めていく過程で学んだAzureの知識・技術は、このタイミングでしっかり身につけて今後の業務に生かしていきたいと思います。